ダイニングテーブル
  Material:楢
  Size:W1400×D750×H700
 地元金沢でご活躍の建築家”堀岡康二建築計画事務所”さんからの依頼でダイニングテーブルを作らせて頂きました。
アイランドキッチンから一直線につながるテーブルトップということで寸法が決められており、キッチン側のフロアーが一段下がったデザインです。そのため両者の天板が面一となり、使い勝手も良く、なによりもこの収まり感がたまりません。
 また、当工房でおなじみとなった引き出しを4箇所仕込んであるため、更に使い勝手の良いものになったと思います。
 無垢の楢材をオイルフィニッシュで仕上げたフロアーが貼られたダイニングキッチンにテーブルが綺麗に収まりました。施主と設計者のこだわりにより、室内のどこにもウレタン塗装が施された”ツヤもの”が無く、素材の質感が感じられる気持ちの良い空間に仕上がっています。
 このところ日本の建築事情に触れる機会が有り、どうも日本ではコスト重視の傾向が強い様です。例えばボードの継ぎ目を隠すため安易に通気性の悪い壁紙を使ったり、テカテカのUVフロアーを貼ったり・・・・ツヤが時間とともに失せる素材より、使い込むほど輝きが増すものの方が良いと思うのは、少数派では無くなって来ている様です。