ブラックウォールナットを使った文机。

お客様はマンションにお住まいで和室は無いのですが、仕事はやはり畳に座ってやりたいとの事。コレってもはや日本人だけの習慣なのでしょうか？
ご自身の本業である西洋史研究とのマッチングと云う難しい課題が有り、色々と悩まされました・・・・・和でもなく洋でもなく、KWC風と見てもらえると嬉しいのですが。

右袖に３段の抽斗を、天板下にはトレー状の極薄い抽斗を３枚仕込んでいます。使うときは当然あぐらをかくのですが、結構足下にスペースが必要な為、実際に足下のサイズを計り、それに合わせて主要寸法を決めて行きます（天板高さと足下の高さ・幅の関係）。

抽斗に付けた貝殻状の取手はお客様によるチョイス。これだけで５０年ぐらい時代を遡らせてくれます。